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看護師をしていてよく聞かれたこと

私は四年間、総合病院で看護師として働いていました。現在は、三歳の男の子と六ヶ月の男の子の育児に専念するために、専業主婦をしています。

看護師をしていたときによく聞かれた質問の一つに、病院には幽霊がいるかというものがあります。私は霊感がないので、あまりみませんでしたが、やはり、幽霊はいるようでした。

幽霊がたくさんいる病棟と、そうではない病棟があるらしく、スタッフの中には配属初日に、「こんなに幽霊がうようよしているところでは働けません」と師長に異動をお願いしている方もいました。

私自身が経験したものとしては、出勤時に毎日、なんとなくいやだな。と感じて足早に通り過ぎていた場所が、以前患者さんが自殺した現場であったということがありました。

また、長期間入院なさっていた患者さんが突然亡くなったりすると、しばらくの間は夜になると、誰もいない病室からナースコールがなったりすることもよくありました。

突然亡くなると、患者さん自身も自分が亡くなったことがわからず、しばらく病室でいままでと同じような生活を続けたりするのかもしれないね。とよく看護師同士で話したりしたものです。

不思議なのは、黒い影や黒い猫の存在です。何人かの患者さんから、「黒い猫が病室に来たんだけど。」とか、「黒い影があの部屋に入って行ったよ。」とか、言われました。病院なので、当然、感染予防の観点から動物は禁止です。いるはずがないのですが、時々見えてしまう方がいるようでした。

そうした黒い猫や黒い影をみた患者さんや、黒い猫や黒い影が現れた患者さんは、不思議と近いうちに亡くなります。 九十歳のおじいさんが、昼間にたくさんねて、夜は一晩中起きていました。

なぜ、昼間寝て、夜寝ないのか聞いたところ、「夜になると、部屋の角に黒い影が現れるんだ。それが段々、日に日に形になってきて、鍬を持った死神みたいな感じになってきたんだ。あと数日でひ孫が生まれるから、ひ孫の誕生の知らせを聞いてから死にたい。

だから、一晩中起きて、俺はまだ死なないって睨み合ってるんだよ。」と真顔で答えていました。実際、その患者さんはひ孫誕生の知らせを受けた翌日になくなりました。 病院は生死に関わる場所です。不思議な体験をする機会は多いと思います。

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